店舗や施設のモニターの中身を、ブラウザで作って時間どおりに切り替える仕組み「Signage Studio」を、自社サービスとして開発・公開しました。いまはベータ版で、無料で1画面から使えます。
置いたモニターが止まっている
飲食店の入口、クリニックの待合、ホテルのロビー。モニターを置く場所は増えました。ところが、置いたあとに中身が変わらないことが多い。
理由は単純で、替えるのが面倒だからです。画像を作り直し、USBメモリに入れて、モニターの裏に差しに行く。業者に頼めば、そのたびに費用がかかります。結果として、季節外れのメニューや終わったキャンペーンが流れ続けます。
モニターは置いた日がいちばん新しく、あとは古くなっていく。これを、現場の人が自分で替えられる仕組みにしたいと考えました。
つくったもの
やることは3つだけで、どれもブラウザの中で終わります。
- 画面を作る 文字・画像・図形をドラッグで置く。タイトルを入れるだけのお知らせや、Googleスプレッドシートの予定表をそのまま案内板にする方法もあります
- 流す順番を決める 作った画面と手持ちの写真・動画を並べ、1枚ごとに何秒流すかを決める
- 時間で切り替える 「毎日7時からモーニング、11時半からランチ」のような毎週の予定と、「10月14日の15時から1時間だけ雨の日セール」のような割り込みを入れる
画面は今の時刻を見て、流すものを自分で選びます。毎日同じ時刻に、誰も触らなくても切り替わります。

横置きのモニターも縦置きのモニターも、同じ画面で作れます。書き出してオフラインで流すことも、モニターにつないだPCで再生して事務所から内容を変えることもできます(遠隔更新はPro版)。
空間の仕事と相性がいい
私たちは店舗の設計・施工や、建物の完成予想パースの仕事もしています。その立場から見ると、モニターは「壁に付ける設備」で終わらせるのはもったいない。
モニターを付ける位置や向きは、何を流すかで決まります。入口で足を止めてもらうのか、待合で待ち時間を伝えるのか、レジ横で追加の一品をすすめるのか。目的が決まれば、縦か横か、どの高さか、配線をどこに通すかが決まります。
Signage Studioがあれば、空間をつくる段階で、流す中身と切り替えの予定まで一緒に組めます。引き渡しの日から、モニターが仕事を始めます。

イベントでも同じです。ステージのタイムテーブルを、いま進行中の枠が光る形で流す。スプレッドシートの予定表を書き換えれば、会場の画面も変わります。
売り方の仕事と相性がいい
時間で切り替えられると、モニターは売り場の道具になります。
朝はモーニング、昼はランチ、夜はお酒とおつまみ。来る人が変われば、見せるものも変える。パン屋なら焼き上がりの時刻を、小売店ならタイムセールの時間だけを流す。チラシやSNSと違い、店の前を通る人にその場で届きます。
そして、変えたことの効き目を確かめやすい。画面を替えた週と替えなかった週で、その商品の売れ方を比べればいいからです。私たちは、つくったものが問い合わせや来店、売上につながったかまで見ることを仕事の前提にしています。モニターの中身も、その対象に入れられるようになりました。
同じ仕組みを御社の現場にも
Signage Studioは、ベータ版として公開しています。使ってみたい方、Pro版が気になる方は、Signage Studioのサイトからお問い合わせください。
店舗や施設のモニターまわりを、まとめてご相談いただけます。 モニターの位置と配線を含めた空間の設計、流す画面と映像の制作、時間帯ごとの切り替えの組み立て、効き目の確かめ方まで。「モニターはあるけれど、何を流せばいいかわからない」という段階からで構いません。



