「北九州はおいしい」と言い続ける理由。地域資源と人の輪から生まれた「小倉コーラ」誕生の物語

「北九州はおいしい」と証明したかった
Future Studio 株式会社 代表の岡浩平です。
「クリエイティブ制作の会社が、なぜクラフトコーラをつくっているのか?」と聞かれることがあります。その原点は、2014年に私が立ち上げた「北九州フードフェスティバル」に遡ります。
当時、フード系のイベントといえば他の都市から集められたB級グルメが主流でした。しかし、生粋の北九州人である私は強い違和感を抱いていました。 「こんなに美味しい食に溢れた街なのに、なぜ他所から持ってくる必要があるのか?」
露店ではなく地元の飲食店さんに声をかけ、手探りでつくったイベントは、やがて最大64店舗・3万5千人を超える人々で賑わい、「北九州の食はおいしい」という確信をひとつの形にすることができました。

ちゅうぎん通りのカフェと、自家製クラフトコーラの進化
2019年7月、イベントや人と人が繋がる場所をつくりたいという想いから、小倉北区のちゅうぎん通りにオフィスとカフェ空間を構えました。そこで半年間かけてレシピを試行錯誤し、看板商品として完成させたのが「自家製クラフトコーラ」でした。
お客様に愛されたこの自家製レシピをさらに磨き上げ、「全国や世界へ小倉の魅力を届ける瓶詰めドリンクとして羽ばたかせたい」という想いから、本格的なプロダクトとしての「小倉コーラ」開発がスタートしました。
小倉の名脇役「山椒」との出会い
リニューアルにあたり、小倉ならではの個性を探して出会ったのが「山椒(サンショウ)」です。
小倉の名物である「ぬか炊き」や「床漬け」において、山椒はなくてはならない名脇役です。小倉南区の直売所「JA大地の恵み」で地元産の山椒を手にしたとき、これこそがコーラの鍵になると直感しました。
山椒はミカン科の植物であり、痺れる辛味だけでなく爽やかな柑橘系の清涼感を持っています。これをスパイスや柑橘と合わせることで、一口飲んだ後に胸のあたりがじわっと温まる、独特の風味と爽快感を持つ「小倉コーラ」が完成しました。

旅人が「小倉の面白さ」を持ち帰れるきっかけに
素敵な商品やイケてるデザインがある街を訪れると、「ここにはきっと面白い人たちがたくさんいるんだろうな」とワクワクします。
小倉にも本当に魅力的で面白いクリエイターや飲食店がたくさんいます。だからこそ、旅行者や訪れた人が「ちょっとのお金で小倉の魅力を買い、人と縁を結べる商品」をつくりたかったのです。

パッケージデザインや写真撮影も、北九州で活躍する地元のクリエイター仲間(岡崎デザイン・岡崎友則氏、写真家・栗山喬氏、しらすやまと氏)とともに仕上げました。小倉城の城下町にも馴染む「和の佇まい」を意識しています。
「小倉コーラ」は、単なる飲料ではありません。一口飲むたびに、北九州・小倉のこだわりと人の温もりを感じてもらえる「手渡せる体験」です。
店舗での取り扱いやOEM・コラボレーションのご相談も受け付けております。小倉の街の熱量を、ぜひ味わってみてください。